推奨図書

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『核の脅威と無防備国家 日本
 —日本人は核とどう向きあうのか』

著者:矢野義昭 
出版:光人社 発行年月:2009年12月 価格:1,890円

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〈書評〉
本書は、北朝鮮はじめ、欧米や中国、ロシアなどの諸国を含めた、世界の核政策と核戦略の歴史的な流れと現代の趨勢を概観し、それをうけて日本が今後とりうる核抑止政策の選択肢をあげ、その利害を分析し、とりうる核政策について具体的な提言を試みている。本書が、日本国民の間で幅広く核抑止力のあり方に関する真剣な議論がタブーなしに展開される一助になることを、著者は願っている。


『サイバー・クライシス—「見えない敵」に侵される日本』

著者:宮脇磊介
出版:PHP研究所 発行年月:2001年1月 価格:1,522円

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〈書評〉
IT革命の裏側には、とんでもない問題が激発している。IT革命の裏側には、とんでもない問題が激発している。ハッカーや海外の情報機関による、サイバー攻撃だ。
昨年官庁のホームページがハッカーに書き換えられたが、彼らは「日本の危機管理は甘く、格好の標的」と豪語する。その一方で、CIAなど海外の情報機関は、日本企業の海外ビジネス情報をインターネット上で盗み、それを自国企業に流して日本企業の商談を度々ご破算にしている。
また米国では、ある企業が自社のホームページで自己破産を報じたが、実はハッカーによる偽情報だった。しかし偽情報によってその企業の株価は暴落し、本当に倒産寸前までいったケースがあったという。さらに、eコマースのサイトにハッカーが一時に大量のメールを送り、サイトをダウンさせ商売お手上げにした事件もあった。
本書は、このような「見えない敵」の恐るべきパワーと戦略を解明し、危機管理の処方箋を詳解に説く、日本で最初の書籍である。(出版社/著書からの内容紹介より)


『日本の核論議はこれだ
 —新たな核脅威下における日本の国防政策への提言』

著者:倉田英世、緒方信之、鬼塚隆志、高井晉、冨田稔、樋口譲次、矢野義昭 共著
   郷友総合研究所編
出版:展開社 発行年月:2008年4月 価格:1,575円

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〈書評〉
2006年の北朝鮮核ミサイル発射に引き続く核実験論議でようやく起こった日本国内での核論議は、その後早くも低調となり、世論の関心を呼ばなくなった。しかし今や日本を取り巻く国際情勢は、核論議をタブー視して済ますことは許されない時点にきている。
軍事専門家としての見解を発信し、世論喚起に努めるべきだとの共通認識をもつ自衛官OBたちが、それぞれの得意分野に関する見解を持ち寄り審議を重ね、共著としてまとめ上げたのが本書である。核論議の問題点から、現実論としての日米安保体制強化論、さらには将来の課題としての核共有論まで、核論議の主要な論点が網羅されている。一読すれば全体像を通観でき、わかりにくい専門用語には注釈を付けるなど、初心者にも読みやすいように配慮されている。
専門家だけではなく、反核論者も含め核問題に関心のある一般読者にも、ぜひ一読を勧めたい。


人が育つ話し方』

著者:渡辺 秀樹 
出版:新日本文芸協会 発行年月:2006年12月 価格:1,680円

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〈書評〉
自殺者が年間3万人を超えるようになってから久しい。官民挙げてのさまざまな努力も、はかばかしい効果を上げるには至っていない。自殺者のほとんどがうつ病に罹っていたといわれ、うつ病患者への接し方、うつ病の治療法が従来の自殺対策であった。
カウンセリングの幅広い経験を基に、人を育てるのではなく「人が育つ」話し方を伝授する本書には、うつ病患者を出さない視点から、自殺問題への鮮明な回答が詰まっている。 


『北朝鮮特殊部隊―組織・装備・戦略戦術』

著者:バーミューデッツ,ジョゼフS. 訳:高井 三郎(軍事分析専門家) 
出版:並木書房 発行年月:2003年11月 価格:2,100円

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〈書評〉
金正日総書記の指令に基き、諜報、撹乱、襲撃などに当る北朝鮮特殊部隊の生成発展の経緯及び現況を総合的に描いている。第2次大戦中に、金日成の指揮下で、ソ連のパルチザン、中国共産党の遊撃戦の原則を身に付けた抗日ゲリラ部隊は、半世紀を超えた今では10万人を超える世界最大の特殊部隊に成長を遂げた。
その精強な戦闘部隊は、韓国への潜入を繰り返し、時折、テロも敢行する。更には、特殊技術に長じた謀略組織は、日本を含む世界各地において、麻薬の密売、偽ドル札の流通及び市民の拉致等を手掛けている。まさに北朝鮮特殊部隊は、危機管理上、特に考慮すべき潜在脅威である。 


『ヤクザの裏経済学 ー元刑事が明かすワルの錬金術ー』

著者:北芝 健(犯罪アナリスト) 
出版:日本文芸社
発行年月:2008年6月 価格:1,260円

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〈書評〉
反社会的集団とされるヤクザの生態や経済活動にスポットを当て、その歴史や著名任侠人のエピソードも織り込み、近代社会以降の実態を文化人類学的に分析したもの。 
昨今のメディアをにぎわす事件や外国人犯罪集団との関係も解析。 
もっとも手近なヤクザの情報知識本と評価されている。 


『事業継続マネジメント入門』

著者:黄野 吉博(SEMIジャパン BCM主管/社団法人日本工業技術振興協会 BCM室長/NPO法人事業継続推進機構 理事)
出版:共立出版  発行年月:2005年1月  価格:1,890円

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〈書評〉
本書は、リスクを結果から見る方法を紹介しています。災害のリスク(原因)を究明し、そのリスクを排除、回避または顕在化を軽減する方法が一般的ですが、この方法には、新しい災害は一度発生するまで対応できない、サプライチェーン経由で発生する災害(部材の供給停止)には対応できない、などの問題があります。 本書は、リスクの回避・軽減ではなく、企業・組織の活動が混乱・中断する要素である経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の欠乏を如何に評価し、どのように新しい災害やサプライチェーンの途絶を含むリスクに対し策を講ずるかを紹介しています。


『日本はすでに北朝鮮核ミサイル200基の射的下にある』

著者:矢野 義昭(軍事研究家/あいおい損保株式会社顧問) 
出版:光人社
発行年月:2008年2月 価格:1,785円

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〈書評〉
本書では、軍事のみならず、外交、経済、技術などの多角的視点から、北朝鮮建国以来の核とミサイルの開発の歴史が平易に解説されている。また南北朝鮮、米中露など関係国それぞれの立場に立って、各国の思惑と利害関係について分析が試られている。
各国の熾烈な駆け引きに圧倒されるとともに、読者は、核ミサイル開発にかけた金父子の執念を思い知らされ、「日米安保さえあれば安心という時代では、最早ない。」との著者の言葉を、読後改めて納得することであろう。


『日本人は戦略・情報に疎いのか』

著者:太田 文雄(防衛大学校安全保障・危機管理教育センター長) 
出版:芙蓉書房 発行年月:2007年12月 価格:1,890円

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〈書評〉
 防衛大学校安全保障・危機管理教育センター長の太田教授は、防衛庁の情報本部長を退官した後、これまでに『「情報」と国家戦略』、『The U.S.-Japan Alliance in the 21st Century』、『インテリジェンスと国際情勢分析』、そして本年1月に、『日本人は戦略・情報に疎いのか』を出版した。
 本書は「一般的に島国に住んでいる農耕民族の日本人は国際情勢に疎く戦略的思考も乏しい」といった定説を日本古戦史を紐解いて覆し、立証した新たな視点を提供している。少なくとも日清・日露戦争までは立派な戦略・情報観を持っていたのに、なぜ先の大東亜戦争のように見るも無惨なことになったのか?そこには、日露戦争の戦勝に驕り高ぶった倫理観の欠如があったのではないか?最終章では武人の倫理観についても触れている。
 これまでの太田氏の著書の中では最も一般社会に受け入れられやすく、かつチャレンジングな内容となっており、自虐的になっている国民に大きな勇気を与えてくれる一冊である。


『北芝健のニッポン防犯生活術』

著者:北芝 健(元警視庁刑事/犯罪社会学者)
出版:河出書房新社 発行年月:2007年12月 価格:980円

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〈書評〉
私がこの著作を上梓したのは、さまざまなメディアが興味本位で犯罪を扱い、出版社が収益をあげる為に、存在した事実を歪めてまでも起こった事象の特定ポイントにスポットを当てて読者に伝えるケースが多すぎることに少々不安感をおぼえたのも動機のひとつである。
わが国は途方もなく長い間、海という自然の防護壁に守られて国民の営みが続いて来た。しかし、さまざまな技術の発展により、犯罪は通信技術同様、国境を大洋も原野も越えて侵入して来る。
政治、経済の変動と宗教や移民などのファクターによって正邪の位置も揺れ動き、既存の価値が秩序を考えられてきたマトリックスと共に崩壊に至る幾多の事例も生まれた。その犯罪態様を日常防衛の観点から論じたのが本書である。


『現代の国際安全保障』

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『リスク社会の危機管理』

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著者:村井友秀、真山全 編著
出版:明石書店 発行年月:2007年3月(現代の国際安全保障)2007年4月(リスク社会の危機管理) 価格:各3,675円

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〈書評〉
 防衛大学校の社会科学分野の教官28名が執筆した二分冊からなる論文集を紹介する。 第一分冊が『現代の国際安全保障』15編、第二分冊『リスク社会の危機管理』が13編である。 
編著者等によれば、「安全保障学なる学問分野の最前線を示す」としており、歯ごたえ十分である。しかしさほど恐れる必要もない。その理由と本書の特徴を簡単に述べる。
第一に、本書はいわゆる「空クジ」なしで、読者は必ず自己胸中にあるテーマに遭遇できるのである。そもそも編纂目的が「安全保障研究の総合に向けての里程標」たるを目指し、「雑多なものを集合せしめ」ているからである。編著者等は、各論文を章と見なし、数章を部にまとめ、表題を設定して読者の便を図る工夫を凝らしている。
第二に、本書は参考書として活用できることである。現今の「問題点を理解するための視点と分析方法を提示」しており、一般読者はもとより、論文作成の学生諸君には特に有り難いのではないか。
第三に、第一分冊の巻末に掲載されている不思議な(?)一編の存在である。
防衛大学校長の「特別寄稿」なるこの一文は、この分野に興味ある者も無き者も、まず一読願いたい。わずか4ページ半で、安全保障や危機管理の用語は一言も無い。「しかしながら」である。大変面白く、考えさせられる。


『究極の危機管理論』-公的立場の認識と責任の自覚- 

著者:古市 達郎(金沢工業大学教授・元近畿公安調査局長)
出版:ソフトサイエンス社 発行年月:2004年7月 価格:2,500円

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〈書評〉
最近わが国でも、国の安全保障や地域社会の安全あるいは国家・企業・個人レベルでの危機管理の重要性に関する認識・議論が、高まりつつあるように思える。
しかし、そうした関心の多くが未だに防災・防犯の分野など限定的であって、欧米など危機管理先進国と比べるとわが国の全てのレベルでの総合的危機管理能力は大きく立ち遅れている。相も変わらず様々な分野での企業や公的機関等での不祥事や不手際の発生、その際のリーダー達の処理・対応のまずさが目立つ。こうした日本社会全体の一向に改善されない危機管理能力の低さの根本要因は、どこにあるのか。
著者は、そもそも危機管理能力の前提に、危機管理能力を左右する少なくとも五つの基本的要素(能力)の存在があり、これらの基本的能力を身に付けることなく、いくら危機管理の技術論・実務論を学んだところで、決して真の危機管理能力は育成されないと指摘する。
これらのうちで、著者が最も重要視するのは、「公的立場の認識と責任の自覚」能力であり、現代の日本社会が、学校、社会、職場など全ての分野で、「公的立場・責任」に関する教育を余りにもおざなりにしてきたことにその根本要因があるとし、そうした能力の育成、自己研鑽の方法等を具体的に提示している。こうした著者の考え方は、他の多くの危機管理関係図書には全く見られない本書の最大の特徴といえよう。


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